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緑の夢 

僕の頭の上では
さやさやと木々のささやく声
風はやさしく髪を撫でて行き
時折聞こえる鳥のさえずりに
僕の夢は現をさまよう

僕はいつもここで夢を見ている
心地良い木の肌のぬくもりに背を預けて
僕の夢は未だ深い森の中
目覚めてはいけないと誰かの声がして
僕は素直にその声に従っている


  果てしない緑に抱(いだ)かれて
  僕は数億年前の樹海を旅する
  むっとするような森の匂いと
  圧倒するような生命力に目眩を感じて
  僕の体は大地に崩れ落ちて行く

  このまま下へ下へと沈んで行けば
  僕はまたひとつの種となって
  大地から芽を出す大きな樹になるだろう
  高く高くあの空へと伸びて行って
  枝をどこまでも広げて世界を覆い尽くすんだ


まぶたを移ろう木漏れ日の影
きっと目を開けば
まぶしい光が飛び込んで来るのだろう
いたずらな妖精に邪魔をされても
僕の眠りは妨げることはできない

僕はまだここで夢を見ている
永遠に終らることのない緑の夢を
目覚めてはいけないと誰かの声がして
出口のない森をいつまでもさまよっている  
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