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夕暮れ王国 

夕暮れには不思議な魔力があって
どういうわけかふいに門が開かれて
僕の王国に淋しい旅人を連れて来るんだ

旅人はしばらくは荘厳な夕日に見惚れているが
我に返ると皆決まって故郷に帰りたがる
だけど王国の門が開かれるのは気紛れで
それは明日のことかもしれないし
何年あるいは何十年先になるかわからない

いつまで待っても開かれることのない門に
最初はチャンスを窺っていた旅人も
やがて帰ることも忘れて
ここで延々と沈むことのない夕日を眺めることになるのさ

僕もいつからここにいるか忘れてしまったよ
もしかしたらみんなと同じように
僕も向こう側から来たのかもしれないね

こうやってあの地平線をみつめていると
そんなことどうだっていいように思えて来るから不思議さ
何もかも忘れて心を空っぽにしたまま
夕暮れにひとり佇んでいれば
それだけで胸がいっぱいになってしまうんだ

淋しいような懐かしいような
そんな気持ちに捕らわれて
僕はずっとここで夕日を眺めているのかもしれないね

ここは夕暮れ王国
いつまでも日の沈むことのない国
いつか君に幸運があったなら
僕の国にやって来るといい
僕はいつでもここで君を待っているからさ
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